無線LANや有線LANに接続している防犯・監視カメラや
プリンタ複合機などのオフィス機器には、ブラウザーからログイン
して設定管理する機能を備えています。
無線LANや有線LANに接続するには、IPアドレスといった
ネットワーク設定が必要ですし、管理者やユーザ毎のパスワード
設定・権限変更機能も必要だし、IT機器独自の機能設定が必要
です。
これらの設定には、機器附属の液晶画面と附属のボタンで設定
出来たりするのですが、パソコンやスマホ・タブレットにインストール
してあるブラウザから管理者権限でログインして、機器の設定を
行うことが可能です。
また、設定専用のソフトウェアが附属していて、ソフトウェアの操作を
することで、設定変更が完了して運用可能になります。
煙たがられていた分厚い紙の取扱説明書がなくなり、
取扱説明書がPDFファイルになってCDに焼かれていたり、
メーカーのホームページに掲載されています。
とはいっても、パソコン操作やプリンタといったIT機器操作に
慣れていない方は、取扱説明書を読み込むことがないようです。
取扱説明書には、セキュリティ対策の1つとして、管理者の
パスワードを変えるように記載しています。
が、
忘れるのが怖いのか、思い出す作業が億劫なのか、設定変更
することはないみたい。
年明け早々に新聞記事やテレビ報道された
(1)防犯・監視カメラの映像が外部から丸見え状態になっている
(2)プリンタ複合機などネット接続しているオフィス機器の内部データが
外部から丸見え
は、業者側のセキュリティ意識の足りなさを私は感じています。
無線LANや有線LANに防犯・監視カメラやオフィス機器を設置する際、
ネットワーク設計を考慮することをしていた私としては、設置者側に
「○○についてセキュリティの問題がありますよ」と説明できるのですが。